Genesis of the Mind

最近はじめたアクアリウムや日々のあれこれを書きます

水槽とボトルアクアリウム立ち上げ

こんにちは。
平日は節約しているのですが、週末になるとついついお金を使ってしまいますね。

なにに使ったかというと、もっぱらメダカ関連です。 今まで庭の池をビオトープにして飼っていたのですが

 
 
 
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冬はビオトープもさみしくなります。
越冬モードで水草は黒ずみ、藻は繁茂し、メダカたちの食欲も動きも鈍ってきます。 世間がハロウィンやらクリスマスやらで盛り上がっている傍ら、冬の寒さに耐えるのみとなったビオトープを見て私の心も枯れ気味でした(笑)

そこで以前から興味がありつつ挑戦していなかった屋内での飼育を開始したんです。 池からメダカとエビと水草と飼育水をそのまま移植。

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ソイルを敷いてヒーターで22〜24度にしました。 春先のような活発さを取りもどし、元気なメダカやエビの姿を間近で見られるようになりました。 エビがツマツマしている姿が可愛らしくて、思わず見入ってしまいます。

 
 
 
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エビがツマツマしてる姿を眺めているのが好き #ミナミヌマエビ #水槽 #メダカ

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そして昨日、さらに新しく始めたものがあります。
それが、ボトルアクアリウム

もともと名前は知っていましたが、その魅力を知らずにいました。
ボトル(瓶などの器)に砂利やソイルなどを敷き、水草と水とメダカを入れる・・・
その程度の認識しかなく、狭いとこに閉じ込められるメダカたちが可哀想だし、水も濾過していないから長持ちしないインスタントなものだとばかり思っていました。

でも全然違うんですね!!!

ボトルアクアリウムは非常にシンプルなのに、非常に奥が深いのです。
通常の水槽はフィルターやエアレーションを行いますが、アクアリウムは必要ないんです。水草の浄化機能で水は綺麗になり、光合成によって酸素を出します。 生物はその酸素を吸い、同時に水草に必要な二酸化炭素を吐き出します。さらに生物が落とした糞が土に住むバクテリアの餌となり、土を肥やします。要は自然の循環が出来上がるわけです。

アクアリウムは一つの世界である。なぜならそこでは、自然の池や湖とおなじく、いや結局はこの全地球上におけるのとおなじく、動物と植物が一つの生物学的な平衡のもとで生活しているからである。植物は動物が吐きだす炭酸ガスを利用し、かわりに酸素を吐きだしている。 [中略] アクアリウムの魅力は、この小さな世界が自活しているところにあるのである。魚に餌をやったり、ときどき手前側のガラスをきれいにふいたりすることをのぞけば、生物学的にはとくに世話をしてやる必要はない。さらに、もしほんとうの平衡状態が保たれていれば、掃除してやる必要もない。底をかきまわすようなとくに大型の魚を入れさえしなければ、枯れた植物の組織や動物の排泄物が底にたまっても気にすることはない。それらははじめは不毛であった砂にしみこんで肥料となるのだから、むしろ望ましいものなのだ。このような沈積物があるにもかかわらず、水自体は高山の湖のように澄みきって、においもない。

Lorenz,K.Z. (1983). Er redete mit dem Vieh,den Vogeln und den Fischen. Munich: Deutcher Taschenbuch. (ローレンツ K.Z 日高敏隆(訳)(1998). ソロモンの指環 早川書房

これは一般の水槽でも実現できるはずのこと。 ここらへんはこれから要勉強です。 どこからかミジンコが湧き出ることもあるそうで、いつの間にかボトルの中を雪のようにミジンコが舞い始めることもあるのだとか。

. ~この惑星の大地に緑が覆い、大降雨時代を迎えました🌏。降り続く雨に大地は深い海となり、そこには原始的生物が誕生します。まるで銀河の星空のような無数のミジンコ達(Daphnia)が、海の形成を待っていたかのように一斉に沸くのです。~. そしてミジンコ(Daphnia)は、今後この惑星の仲間となる魚の良質な餌となり、食物連鎖の原点となります🐠🌿。.
 
 
 
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SONOアクアプランツファームの園原さんのボトルアクアリウム(上記Instagram写真)に魅了され、思わずコメントしました。Instagramだけでなくブログも熱心に更新されており、ご自身で確立されたアクアリウムのメソッドもありました。

 

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今回私が挑戦開始したボトルアクアリウムは、園原さんが発信しているGlobeボトルアクアリウムというものになります。丸い球体のボトルにソイルを厚く敷き、Newラージパールグラスを植栽しました。

このNewラージパールグラスは園原さんから購入。沖縄からはるばる届いたものです。購入の際にメールでノウハウを伝授していただきました。ありがたし。。 Newラージパールグラスが育つには22〜26度ほどの気温が必要とのことで、コンテナに水を張り、その水を温めることでボトル内の温度を23〜25度になるようにしました。

パネルヒーターも検討しましたが、部屋の気温に左右されすぎると考え、この形にしています。 ライトはGEX リーフグロー。半日ほど照射すれば良いようです。実際は16時間くらい当てちゃってます(笑)

まだ内地でGlobeボトルアクアリウムを実践している人は(園原さんが把握されている限りでは)いらっしゃらないとのことですので、試行錯誤して成功させてみたいですね。今後どうなってか報告していきたいと思います。